報告書によると、今年に入ってから安定した経済成長が続いており、第2四半期(4~6月)の国内総生産(GDP)は前年同期比6.9%増、前期比1.7%増となった。消費者物価指数(CPI)は前年同期比1.4%上昇、前期比横ばいだった。物価は総じて安定しており、政策調整が安定的な経済運営に役立っているとの見方を示した。
6月は製造業PMI(購買担当者景気指数)、非製造業PMIとも大幅に上昇。一定規模以上(年間売上高が2000万元以上)の工業企業の税引き前利益は5月に比べ伸びが2.4ポイント上昇した。
収入が増加したのは、調査対象となった家庭の投資収益が改善したのが主な理由。年初からのレバレッジ解消や管理政策の引き締め推進に伴い、資金面は逼迫し、流動性リスクも若干は高まったが、上海総合指数が7月に再び3200ポイントを回復したことで、小康家庭の投資収益は若干改善した。投資対象別では、株式市場の回復により、株式、ファンド収益指数が前の期に比べ大幅に上昇した。