中国商務部とパキスタン商務省が先ごろ、パキスタンの首都イスラマバードで「中国-パキスタン貿易プロジェクト契約セレモニー」を開き、両国の政府関連部門や産業協会、企業代表の100人近くが参加した。今回の契約セレモニーは、中国商務部の組織した貿易促進団がパキスタンを訪れ経済・貿易交流を行う活動の一環で、中国側の代表団は約30人で構成された。
セレモニーでは、両国の企業が貿易協定38件を締結。その契約額は3億2500万米ドルに上り、中国の対パキスタン2016年輸入額の17%に相当する。対象は、電解銅、フィッシュミール、海産物などパキスタンの多様な特産品。
在パキスタン中国大使の孫衛東氏は、中国が中国国際輸入博覧会の開催を2018年に計画していることを明らかにし、パキスタン企業の展示と参加を歓迎する意向を示した。パキスタン側の主賓、イナム・ウラ・ハン氏は、中国商務部の組織した貿易促進団によるパキスタンでの交流と契約について、両国の経済・貿易を推進する実務的な措置で、中国政府が両国の貿易を重視していることを示したと話し、両国の互恵・ウインウインにつながり、中国とパキスタンの経済・貿易関係を深めるとの見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月15日