ラオス北部ルアンパバーンの中国・ラオス鉄道施工現場の様子。(4月14日、新華社撮影)
仏メディアは先ごろ、ラオスのルアンパバーン北部から数キロ離れた地方で中国へつながる道路上に突き出た建設中のトンネルが、今最も注目されている鉄道計画の一つが進んでいることを示していると伝えた。順調なら4年後、高速列車がここで、メコン川と付近の山や丘を覆うジャングルの間を通るトンネルを走る見通しだ。
仏『ル・モンド』は8月8日、この高速鉄道が北へ560km走ると中国の雲南省昆明に到達し、南へ200kmほど向かえばラオスの首都ビエンチャンにつながると紹介。さらに高速鉄道は、隣国のタイまで延びる可能性があり、タイ政府が7月に新たな鉄道計画を承認したばかりと伝えた。2021年には高速鉄道を使って昆明とシンガポールを行き来することが可能となる予定で、これもこの地域では初めてになるとしている。