ニュージーランドで最初の「一帯一路」産業パークは14日、中国検験認証集団ニュージーランド公司と戦略協力協定を締結した。
双方は、主にパーク内の乳製品や肉類、果物、海産物などの検査、認証、測定で協力し、保管・物流監督管理やクロスボーダー取引、製品展示、電子商取引などの貿易総合サービスを提供することで、パーク参入企業のコスト引き下げと効率向上を後押しする。
産業パークプロジェクト第1期は、投資額が1億米ドルに上り、空港物流パークと海港物流パークに分かれる。同プロジェクトの責任者は、空港物流パークについて、オークランド空港近くに位置し、3つの冷蔵倉庫と恒温倉庫を設け、ニュージーランド初の無人操作「スマート倉庫」を建設する計画で、無人仕分けシステムをクロスボーダー電子商取引業者に提供すると説明。海港物流パークについては、ベイ・オブ・プレンティの西南にあるタウランガに位置し、タウランガ港はニュージーランド最大の輸出港になるとしている。
双方は同パーク内で、海外事前検査の新モデルとトレーサビリティの新手法を構築・探索し、中国の監督管理部門と協力しながら税関監督管理の前倒しと通関モデルの刷新を図って税関・通関の効率を上げ、中国とニュージーランドの商品貿易「一帯一路」上に「直通高速道」と打ち立てる。
在ニュージーランド中国大使館の商務参事官を務める張帆氏は、中国とニュージーランドがグローバル化の揺るぎない支持者で、両国の経済構造を相互補完していると説明。輸出製品が両国国民のニーズを満たし、産業パークと戦略協力が両国の貿易推進につながることを望むと話した。
ニュージーランド国民党・国会議員の楊健氏は、中国がニュージーランドにとって最大の貿易パートナーで、両国の生鮮品貿易には巨大な潜在力があると分析。双方が積極的にこのプロジェクトを実行し、両国国民に幸福をもたらして欲しいとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月17日