「証券日報」の調べによると、2017年5月11日から現在までの90日間で、中国人(中国資本企業と香港資本企業を含む)がロンドンの住宅購入に36億ポンドを費やしている。中国元に換算すると317億元に達する。
賃貸利回りは4%以上 イギリスの不動産において最大の投資家は確かに中国だ。不動産調査会社Costarの第1四半期レポートによると、中国(香港含む)はすでにアメリカを超え、正式にイギリスの不動産にとって最大の投資家になっている。
より重要なことに、昨年に脱欧したことによるポンドの大幅下落が、海外投資家にとっては割引になっていることがある。これは多くの業界筋も認める。ブルックフィールド・アセット・マネジメントによると、今年3月にビルを市場に出した際、為替的に有利な海外投資家を数多く惹きつけたという。
高度経済成長を続ける中国は、資産家の規模も急速に膨らんでおり、海外資産運用に対するニーズも高まっている。
招商銀行とベインキャピタルが共同で発表したレポートによれば、中国には1000万元以上の投資資産を持つ人が10年前の18万人から158万人に増加している。全国の個人投資資産規模はすでに165兆億元に達し、最も豊かな1%の家庭が全国3分の1の富を持つという。
また2016年に発表された「ルパート・フーゲワーフ(胡潤)中国富豪ランキング」によると、中国には現在、10億ドル以上を保有する資産家が594人おり、これらの人々が海外投資を活発化させているようだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月17日