AIが金融事業に浸透②新型金融機関、後発優位が顕著

AIが金融事業に浸透②新型金融機関、後発優位が顕著。

タグ:AI 金融事業 

発信時間:2017-08-17 16:55:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

新型金融機関、後発優位が顕著

AIなどの金融テクノロジーの応用について、国内のIT大手は先発優位を占めている。アリババ傘下の金融業務会社である螞蟻金服を例とすると、ビッグデータ技術を運用し全面的な運営・商品システムを構築している。螞蟻スマートカスタマーサービスにより人による労働を大幅に減らし、反応速度と正確性を高めている。次に螞蟻安全ブレーンを構築し、リスク分析ネットワークと方針決定中枢を通じ、取引のリスクを管理している。さらにビッグデータと機械学習に基づく螞蟻微貸商品を打ち出し、零細企業と個人のスムーズな与信という問題を解消している。

中国証券報の調べによると、AIは「カーブからの追い越し」を狙う新型金融機関から期待されている。

オンライン金融サービスを展開する小雨点網貸の王凱寧CEOは記者に対して「人工知能はオンライン融資での応用により、伝統的なオフライン貸付事業の販売、リスク管理、貸付審査、貸付、回収に関わる人員を大幅削減できる。伝統モデルでは、業務量の増加と人員の増加は直線関係だが、インターネット・ビッグデータ、AIの融合により、これは指数関係になる。そのため金融分野において、これらの融合は指数型技術となる」と話した。

AIの原理を用い、オンライン金融サービス業者の楽信は、スマートリスク管理エンジン「鷹眼」を自主開発した。「鷹眼」は一連の規則とアルゴリズムにより、数秒で注文の自動審査を終え、さらに組織的な詐欺行為を狙い撃ちすることができる。同エンジンは現在、6000以上のリスク管理模型を持ち、1日当たり30万件の注文を処理できる。金融サービスプラットフォーム「分期楽」の98%の注文を自動的に審査し、早ければ3秒で結果を報告できる。

さらに注意すべきは、基礎的なリスク管理や信用調査などの事業の他に、新型金融機関がAIを投資や資産管理などの店頭業務に展開していることだ。易観諮詢は中国初の「AI資産管理市場専門分析」の中で、中国のAI資産管理規模は、2020年に5兆2200億元に達すると予想した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年8月17日

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