中国人の鉄道海外旅行が急増中 二線三線都市の経済発展を促進

中国人の鉄道海外旅行が急増中 二線三線都市の経済発展を促進。

タグ:中国人海外旅行

発信時間:2017-08-17 18:54:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今年は夏休みの帰省・旅行ラッシュにともなう鉄道の運行特別体制「暑運」が7月1日から8月31日まで、計62日間実施される。国家鉄路局が発表したデータによると、暑運期間中、全国の鉄道の旅客輸送量はのべ5億9800万人に上り、前年同期比のべ4970万人増加することが予想される。7月末現在、鉄道による海外旅行を予約した人の数は同113%以上増加し、伸びが目立つ地域は北京、上海、深セン、武漢、南京、広州、天津、杭州、蘇州、鄭州など。こうした動きは暑運の交通状況に合致するもので、ここから鉄道旅行の発展と都市の経済水準の密接な関連がうかがえる。鉄道旅行の市場は二線都市、三線都市へと徐々に拡大しており、将来的に鉄道旅行がこれらの都市の経済発展を帯同することは確実とみられる。「広州日報」が伝えた。

▽鉄道の海外旅行に大きな長所

旅行予約サイトの途牛旅遊網がまとめた「2017年鉄道旅行消費報告」によれば、鉄道旅行の利用者を年齢層別にみると、26~45歳の層が40%と高い割合を示して他の年齢層を引き離し、55歳以上の「シルバー層」が20%で後に続いた。鉄道海外旅行では女性が50%を超えた。

鉄道は他の交通手段に比べ、海外旅行ではっきりとした大きな長所を備えている。まず、鉄道海外旅行は天候など自然要因の影響を受けにくく、定時到着率が高い。次に、価格が安定しており、閑散期と繁忙期の差が大きくない。また鉄道駅はカバー率が相対的に高く、観光客にとってより便利な移動手段だといえる。


途牛の予約データをみると、7月末現在、今年の鉄道海外旅行の予約者数は同113%以上増加し、暑運の交通状況に合致しており、鉄道旅行の発展と都市の経済水準の密接な関連もうかがえる。また全国鉄道運行路線図のたびたびの調整を経て、鉄道旅行の市場は二線・三線都市へと徐々に拡大しており、将来的に鉄道旅行がこれらの都市の経済発展を帯同することは確実とみられる。

▽「航空機プラス鉄道」の連携輸送モデルが徐々に普及

海外旅行市場では今、「航空機プラス鉄道」の連携輸送モデルが徐々に普及すると同時に、複数の国際鉄道の計画の進行や開通を受けて、中国鉄道旅行の発展プロセスがさらに加速している。

7月3日には、陝西省西安市を出発し、新疆維吾爾(ウイグル)自治区霍爾果斯で国境を越え、カザフスタンを訪れる観光ツアーが順調に日程をスタートし、中国とカザフの間で2本目の鉄道旅客輸送ルートが開通した後に、中国からカザフを訪れる初の団体旅行ツアーになった。このほか中国-ミャンマー間や中国-タイ間などの国境をまたがった国際鉄道の計画や建設工事が進んでいる。将来はより多くの中国人観光客が鉄道旅行のスタイルで、世界各地へ出かけるようになることが予想される。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年8月17日

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