中国国内で、シェア自転車企業「ofo」の知名度が上がっている。ofoは米国地方政府の許可を受け、1000台のシェア自転車をシアトルに進出させた。
ofoの創業者である戴威氏は「当社の目標は、都市部内の移動の『最後の1キロ』問題の解消だ。当社にとって、米国は大きな潜在力を秘めている。シェア自転車は便利で低価格で、汚染物質の排出も少ない。市民に良好な外出体験をもたらすことができる」と話した。
ofoによると、地方政府が中国のシェア自転車サービスの米国進出を認めたのは、今回が初だ。ofoはシアトル現地人と観光客の外出時の需要を満たすため、さらに多くの自転車を投入する。
ofoは7月上旬、7億ドル以上の資金調達を完了した。これにはEC大手のアリババからの投資も含まれる。
2014年創業のofoは、摩拜単車と並ぶシェア自転車トップブランドになると、2016年末より世界拡張計画を開始した。1年内にシンガポール、英国、カザフスタン、タイ、マレーシア、日本、米国の7カ国に進出した。また競合他社の摩拜単車も過去数カ月内に、イタリアや英国などの海外市場に進出している。
「中国網日本語版(チャイナーネット)」 2017年8月22日