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発信時間：2017-09-04 15:30:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　第9回BRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国）首脳会議が3日、福建省アモイ市で開幕した。

 

　中国の習近平国家主席は首脳会議に先立って開かれたビジネスフォーラムで演説し、「未来に向けてBRICS諸国は経済発展と協力強化という重要な課題に直面している。我々はこれまでの成功体験を生かして、協力に向けたビジョンを描くとともに、新たな長い旅路への第一歩を踏み出して、BRICS間協力の2回目となる「黄金の10年」を共に切り拓いていこう」と述べた。

 

　BRICS間の協力に向けて中国が提起するプランはBRICS諸国の成長に向けた方向性を指し示しており、国内外から出席した1000人近い要人から賛同と高い評価を受けた。

 

　ブラジルのテメル大統領は「習主席は国際情勢に対して総合的な判断を下すとともに、BRICS間協力にもプランを提起した」と評価。習主席の演説を聞き、同大統領は再度ブラジルのBRICSへの協力や企業家への支援に向けた連携強化を全力で支持する考えを示した。

 

　南アフリカ共和国のズマ大統領は、習主席の重要演説によって、世界の経済状況とともにBRICS諸国の世界経済への貢献が広く認識されることとなった」と高く評価。故ネルソン・マンデラ元大統領の言葉を引用するなどして、「習主席のいうBRICS精神とは、BRICSの未来志向のコアコンピタンスだ」と述べた。

 

　南アの要人らは『人民日報』の取材に対し、「習主席の演説はBRICS間協力の方向性を明示するとともに、その持続可能な発展に向けた中国のプラン提供となった。演説の中で言及されたBRICS間の人的・文化的交流は非常に重要であり、文化やスポーツなどでの協力は民間レベルでの相互理解やコミュニケーション促進につながると認識している」、「習主席が繰り返し強調した開放と包容の理念を高く評価する。これは中国がグローバル・ガバナンス改革を継続的に推進し、経済のグローバル化促進に注力する決意と自信を示したものだ」などと述べた。　

 

　仏コンサルティング企業の関係者は、「習主席の提起する南南協力と南北対話の促進は、各国の力を集積し、BRICS間協力をより高度な次元に引き上げるものであり、その影響力は年々強まっている」との見方を示した。

 

　ギニアの投資コンサルティング企業の関係者は、他の途上国との連携を強化する「BRICSプラス」に高い関心を示し、BRICS間の協力体制をさらに発展させ、より広いパートナーシップを構築する上で、習主席の提唱する「BRICSプラス」は素晴らしい案だと高く評価した。

 

　今回の首脳会談では、ギニアやエジプトなど5カ国の首脳を新興国と発展途上国の対話会に招いたが、これはBRICS体制にとって革新的なことであり、BRICS間協力や南南協力の新たな段階入りを推し進めるものでもある。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2017年9月4日

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