世界自動車大手、中国のEV市場に注目

世界自動車大手、中国のEV市場に注目。

タグ:中国 EV市場

発信時間:2017-09-24 11:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 世界の自動車メーカーが電気自動車(EV)の将来性を目にし、中国に焦点を合わせている。中国が充電スポットと研究に巨額の投資を行い、自動車メーカーのEV発展を力強く促進していることを受け、大手メーカーは科学研究及び設計の主要活動を中国に転じている。

 

 中国は先週末、再びこの理想を強調し、ガソリン・ディーゼル車の販売を最終的に禁止すると発表したが、具体的な時期については明かさなかった。

 

 世界の自動車メーカーは、この世界最大の自動車市場で成長する必要性を認識している。この市場は米国・欧州市場の合計に相当する。

 

 自動車メーカーの取締役らは、中国のEVへの賭け金を増やすしかないとしている。昨春の上海モーターショーでは190車種以上のEVが展示された。その多くがさらなる改良により量産化が実現されるコンセプトモデルだった。

 

 ダイムラー大中華区のフベルトゥス・トロスカ会長兼CEOは「さらに投資を拡大する。実を言えば、技術譲渡についてはそれほど気にしていない。中国は世界で最もクールで魅力的な自動車市場だ」と話した。

 

フランクフルトモーターショー、EVが主役に

 

 本年度で最も重要な自動車の祭典、第67回フランクフルトモーターショーが正式に開幕した。ドイツ地場メーカーがコンセプトカー、新車、未来の戦略を発表するこの重要な舞台では、プジョー、日産、ボルボなどのブランドが欠席したが、BMW、ベンツ、フォルクスワーゲン(VW)の多くの重要製品が集中的に発表された。現場は活況を呈している。中国の奇瑞汽車や長城汽車などの新車も高評価を受けている。各有名ブランドが電気自動車(EV)を中心的に発表し、人々の注目を浴びている。

 

 長城汽車の高級ブランド「WEY」の展示ブースでは、新エネ車4車種が公開された。うち「VV5s Hi4」「VV7s Hi4」はハイブリッド車で、「P8」はWEY初のハイブリッド車となった。「XEV」はEVコンセプトで、新型ロゴを採用。長城汽車の責任者は、将来的に新型EVブランドを樹立する予定だと話した。

 

 初めて同モーターショーに登場した奇瑞汽車は、新型高級車シリーズ「EXEED」(「瑞虎」と「艾瑞沢」の上級ブランド)を発表し、同シリーズ初の新車「EXEED TX」を公開した。1.6Lターボエンジンと1.5LターボHVエンジンを搭載する。奇瑞汽車の陳安寧総経理は「当社は2020年までに全面的にEV化を実現する」と述べた。

 

 今回のモーターショーをを見ると、各社が未来のEV化というトレンドについて共通認識を形成しており、より具体的な計画を立てていることが分かる。これらの車種は今後数年間で一般人の家庭に進出する。EVは加速中だ。

 


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月24日 

 


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで