「中国の速度」を体験! 世界の技術構造を変える中国の高速鉄道

「中国の速度」を体験! 世界の技術構造を変える中国の高速鉄道。

タグ:高速鉄道 復興号 科学技術 一帯一路

発信時間:2018-02-12 10:21:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 2018年2月、新型高速列車「復興号」が、「春運(旧正月前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)」デビューを迎えた。

 

 中国の鉄道網が毎日延べ1000万人弱の旅客に対応するなか、復興号を始めとする中国の高速鉄道も想像を上回るペースにより、世界を驚かせている。突破に突破を重ね、新時代に台頭する大国の成熟ぶりと自信を示している。

 

「中国の速度」

 

 中国の高速鉄道に対する世界の認識を改める

 

 鉄道部門は今年の春運で、北京〜太原、上海〜昆明、広州〜蘭州などの旅客の多い路線で復興号を増発し、多くの人に新時代の「復興の動力」を実感させている。

 

 復興号に乗車した豪州人留学生のアイザックさんは「速すぎる。上海から北京までの1300キロ以上を4時間半で移動するとは。豪州ではブリスベンからシドニーまでは1000キロ未満の距離なのに、列車に乗ると十数時間もかかる」と驚いて話した。

 

 営業時速350キロ、最高時速400キロ――昨年9月21日に京滬高速鉄道に登場した、中国が完全に自主設計・製造した復興号は、世界最高の営業速度を記録した。日本の新幹線、フランスのTGVを上回り、世界を驚かせると同時に今年の春運で最大の見所になっている。

 

 「中国の速度」は、中国の高速鉄道に対する世界の認識を改めている。

 

 「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線国から中国を訪れた留学生たちは昨年、中国の「新4大発明」を選出したが、首位になったのは高速鉄道だった。YouTubeでは多くの外国人が中国の高速鉄道のスピーディーかつ便利な体験を動画で記録し、アップデートしている。視聴者は羨ましがり、衝撃を覚えている。

 

 中国の鉄道はこの5年間で、1日平均16キロ弱のペースで延長していった。2017年末現在、鉄道営業距離は12万7000キロに達し、うち高速鉄道は2012年末より約2.5倍増の2万5000キロに達し、世界の高速鉄道営業距離の7割弱を占めた。累計で延べ50億人弱が高速鉄道を利用している。

 

 計画によると、中国鉄道網の規模は2020年に15万キロに達する見通しだ。国際鉄道連合高速鉄道部門の責任者は、鉄道の発展が新たな大時代に入っており、中国が世界のリーダーになりつつあると感嘆を漏らした。世界の鉄道の未来は、中国にある。



 「中国智造」

 

 世界の高速鉄道の技術構造を変える

 

 中国の高速鉄道が世界最速になるのを支えたのは、中国ハイエンド設備製造の台頭だ。

 

 2004年に高速鉄道発展計画図を策定してから現在まで、中国の高速鉄道は無から有、謙虚に学習から超越・リードに移り変わった。中国の前進ペースを更新し、密かに世界の高速鉄道の技術構造を変えている。

 

 中国外文局がこのほど発表した「中国国家イメージ世界調査報告書2016−17」によると、海外で認知度の最も高い中国の科学技術成果のうち、高速鉄道が30−40%の認知度により首位になった。高速鉄道は科学技術革新の国家イメージになった。


 また中国は復興号を踏まえた上で、時速400キロの高速列車、時速600キロの高速リニア列車の新研究任務を確定した。

 

 中国工程院院士の劉友梅氏は「世界のレール交通設備技術は欧州から始まった。世界のハイエンド市場はこれまで欧米日などのグローバル企業に寡占されていたが、この局面は中国によって変わりつつある。中国の高速鉄道は自主研究開発を踏まえた上で、導入・消化・吸収・再革新を行い、今や世界の先頭集団に入っている」と指摘した。






   「高速鉄道外交」

 

 「一帯一路」により良く貢献

 

 昨年12月21日、中国・タイの代表者に見守られ、タイ初の高速鉄道である「中国・タイ鉄道協力プロジェクト1期」が正式に着工された。中国の高速鉄道を100%採用するこの高速鉄道の全長は約253キロ、設計上の最高時速は250キロだ。開通後、バンコク〜ナコーンラーチャシーマー間の移動距離が現在の4時間以上から90分に短縮される。

 

 過ぎ去ったばかりの2017年は、中国の鉄道が海外進出で豊富な成果を手にした年だ。

 

 南に目を向けると、中国・ラオス鉄道、インドネシアのジャカルタ〜バンドン高速鉄道、中国・タイ鉄道が相次いで着工し、中国のプランが世界の人々の移動の利便性を高めた。さらに遠くに目を向けると、東アフリカ初の現代化都市ライトレール、エチオピア・ライトレールが交付され、ケニアのモンバサ〜ナイロビ鉄道が竣工・開通し、ナイロビ内陸コンテナ港が正式に稼働開始した。西を見ると、中欧班列(中国〜欧州間の国際定期貨物列車)の昨年の運行本数は3673本にのぼり、それまでの6年間の合計を上回り、累計6637本となった。中国の力は、古代ユーラシア大陸の新たな輝きを生もうとしている。

 

 「ピンポン外交」と「パンダ外交」に続き、「高速鉄道外交」は新時代における中国の外交に「金の名刺」になろうとしている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月12日  


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