中国人民銀行(中央銀行)は21日、決済サービス市場を外資に開放すると発表した。中国国務院の承認を経て、『中国人民銀行公告[2018]第7号』の中で発表したもので、外資系決済サービス機関に対する市場参入規制を緩和するとした上で、参入規定と管理監督基準を明らかにした。
イノベーション主導による競争優位性を築き、産業構造の一段の高度化につなげるとともに、中国決済サービス市場の競争水準向上につなげる狙いで、全面的開放の新たな枠組みづくりを促す上で大きな意義を持つ。同公告は即日施行された。
公平な競争の奨励、市場開放の促進、業務リスクの防止、情報セキュリティの確保という原則に基づき、業務システムや情報保護などにおいて外資系決済サービス機関に基準を設けるとともに、全面的に内国民待遇を供与し、非銀行系決済サービス機関に対する監督管理制度の一段の整備を図る。