中国の「スーパーユニコーン企業」の半数が中関村に集中
技術、イノベーションが牽引するのを背景に、高新区が中国全国でもユニコーン企業が最も多い場所となっており、うち、北京の中関村国家自主イノベーションモデル区が最多となっている。17年、中関村のユニコーン企業は計70社と、15年、16年と比べてそれぞれ30社、5社増え、新生ユニコーン企業は22社だ。
評価額が100億ドル(1ドルは約104.70円)以上の「スーパーユニコーン企業」は、17年、中関村に5社あった。内訳は滴滴出行(560億ドル)、小米(460億ドル)、美団点評(300億ドル)、今日頭条(200億ドル)、借貸宝(107億7000万ドル)。それら評価額は、中関村のユニコーン企業の総評価額の58.9%を占め、その数は中国全体の半分を占めている。分野別に見ると、EC取引、オンライン金融、文化娯楽、交通、オンライン教育などのユニコーン企業は、中関村に集中しており、全体の6割を占めている。
新生の中関村のユニコーン企業を見ると、最前線のテクノロジーのほか、「衣・食・住・交通・娯楽」の分野でも、新生ユニコーン企業が最も多い場所となっている。
報告によると、17年、ユニコーン企業9社が上場し、ユニコーン企業リストから「卒業」した。うち、オンライン金融のユニコーン企業が最多6社だった。現在、小米などを代表とする多くのユニコーン企業が、上場の準備を進めていると伝えられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月24日