「一帯一路」イニシアティブはこれ以外にも、「デジタルデバイド」の超越、教育分野での貧困撲滅、金融包摂、生態環境の改善、特色ある観光の発展、文化交流の強化、医療協力の展開、経済のグローバル化・一体化からより多くの人々が恩恵を受けられるようになることなどの推進において積極的なメリットを発揮し、かつて「グローバル化から取り残された片隅」だった地域は重大な発展チャンスをつかみ、こうしたメリットは「一帯一路」建設への参加国の民意の基礎固めをし、建設を加速的に推進させる牽引力になった
同報告の見方によると、「『一帯一路』イニシアティブの後押しを受けて、アジア地域の統一的大市場の構築が加速している。上海協力機構(SCO)、中国-中・東欧「16プラス1協力」、中日韓自由貿易協力メカニズム、中国-ASEAN「10プラス1」、アジア太平洋経済協力(APEC)、中国・アラブ諸国協力フォーラムといった多国間協力メカニズムはそれぞれに所属するエコノミーの発展戦略と中国の『一帯一路』イニシアティブとのマッチングを推進して、『一帯一路』をバックボーンとしたより範囲の広い自由貿易圏を構築しつつある」という。
同フォーラムの周文重事務局長は、「『一帯一路』建設とグローバル化は緊密につながっており、アジアの各エコノミーの競争力向上を支援する上でプラスになる。『一帯一路』イニシアティブはグローバル化に逆行する流れという課題に向き合う上で新たなルートと手段を提供し、また経済社会発展に向けて経験を共有し、成果を享受するプラットフォームを実現した」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年4月11日