国際民間航空機関(ICAO)のデータによると、中国が2017年に公式に記録した乗客数は、過去最多の延べ5億5000万人以上に達した。中国民間航空の航空機による年間輸送飛行時間は1000万時間に達した。これは衝撃的なデータだ。中国航空旅客輸送市場が、世界全体に占める割合は12%に達した。仏メディアが伝えた。
昨年の中国航空旅客輸送量は12.1%増となり、世界平均を5ポイント上回った。このペースが続けば、ICAOの数年前の予想が現実化する。中国は近い将来、米国に代わり世界最大の空中旅客輸送市場になる。その時期は予想より2年早い、2022年頃とされている。ICAOは、中国がこのペースを維持すれば、航空旅客輸送市場の規模が、2036年には毎年延べ15億人ほどに達すると表明した。
中国民用航空局は、中国の民間航空市場は今年11%の成長率を記録し、旅客数が延べ6億1000万人に達すると予想している。中国は年初、民間航空市場の新航路300線を対象に、市場による価格決定制度を導入することを決定した。航空各社は市場の需給関係に基づき、自主的に価格を設定できる。この措置は競争を促し、最終的に旅客が利益を手にすることになる。現在もすでに北京市、上海市、広州市を出発する航路が、市場に基づき価格を設定している。中国政府は2020年より、すべての航路と航空会社に価格決定の自由を与えると約束した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月14日