中米貿易摩擦、中国が持つべき自信と不動心

中米貿易摩擦、中国が持つべき自信と不動心。

タグ:中米貿易摩擦

発信時間:2018-06-21 09:35:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

                    

文=中国網・編集長 王暁輝


 W杯と貿易戦争が始まった。この2つの対抗は、中国の伝統的な「端午の節句」前に幕開けとなった。昨年8月に米国側が一方的に301条調査を開始してから、中米貿易関係には暗雲が立ち込めている。米国は今月14日、中国から輸入する500億ドルの商品に25%の追加関税を導入すると発表した。ホワイトハウスは6月18日、2000億ドルの徴税リストを作成すると発表した。中国商務部は19日、米国側が理性を失いリストを作成した場合、中国側は数量型と質量型を合わせた総合措置を講じて報復するしかないと表明。これにより貿易摩擦はグレードアップし、貿易戦は一触即発状態となった。

 

 遅かれ早かれ必ず来る 

 

 「貿易戦争に勝者はない」「敵を1000人倒しても自軍に800人の損失が出る」これは中米貿易摩擦がエスカレートしてから、毎日のように新聞で取り上げられている表現だ。これほど浅く分かりやすいことを、トランプ大統領とその腹心はら理解できないのだろうか。いや、そんなことは絶対にない。米国も貿易戦争で自国が大きな損失を被ることを知りながらも、この「1000人」の効果を重視しているようだ。そのため「800人」を犠牲にしても構わないとばかりに、独断専行を決め込んでいる。

 

 中米貿易交渉において、トランプ政権は握手したその手で殴りかかっており、態度を二転三転させている。これは戦術に過ぎず、その戦略は決まっており変わることもない。これはつまり貿易戦争を含む各種手段により、中国の発展の勢いをくじくということだ。中国はこれを十分に、はっきり認識する必要がある。

 

 これまでを振り返り遠くを見ることができれば、この社会制度の差による対立に極めて深刻な歴史の原因があることが分かるだろう。「トルーマン・ドクトリン」、ニクソンの「1999年戦争なき勝利」、さらにはクリントン氏の「インターネットは中国に対処する手段」という発想から今日のトランプ政権に至るまで、その中国への態度はまさに一脈相伝で、非常にはっきりしている。ただしトランプ氏という経営者出身の大統領は奇策を弄し、読みにくくさせているに過ぎない。



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