上海国家エキシビションセンターを上から眺めた様子(資料写真。同センター提供)
ドイツの振り子時計、オーストラリアの粉ミルク、イタリアのレトロコーヒーメーカー、スイスの高級工作機械、日本のオートクチュール、スペインのスマートホーム商品……第1回中国国際輸入博覧会の開幕まであと100日と迫った今月28日、会場となる国家エキシビションセンター(上海)に、世界各地から博覧会に出展される製品がお目見えした。人民日報海外版が伝えた。
▽世界約130ヶ国・地域の製品が登場
世界最大のイーストメーカーのルサッフル社(本社フランス)中華エリア総裁は、「11月に上海で開催される第1回中国国際輸入博覧会はルサッッフル社にとって、外部に向けた全方位的な展示を行うチャンスだ。博覧会を通じてより多くのビジネス協力パートナーと交流や交渉を進めたい。今回、私たちは消費者にイーストと関連製品、関連業務のソリューションを紹介し、調味料、アルコール飲料、栄養・健康食品などさまざまな分野をカバーすることになる」と述べた。
ルサッフル社のように積極的に参加する企業は少なくない。商務部によれば、これまでに5大陸の約130ヶ国・地域の企業2800社あまりの出展が確定し、世界トップ500社と各産業のリーディングカンパニーで出展契約を結んだところが200社を超えたという。
地中海に位置するフランス・コルシカ島はナポレオンの生まれ故郷としてよく知られている。赤ワイン、ビール、チーズなどがコルシカ地域の特産であるが、中国市場には現在こういった商品はまだあまり出回っていない。