▽鉄道2千キロメートルがアフリカの相互接続を推進
エチオピアの首都アディスアベバとジブチの首都ジブチを結ぶアディスアベバ-ジブチ鉄道は東アフリカ初の電気鉄道で、すべて中国の基準と設備を採用して建設された。中国企業が海外で建設した初の全産業チェーンの海外進出を実現した鉄道でもある(図を参照)。鉄道が建設され改修されたことで、アフリカの表情は一変した。商務部国際貿易経済協力研究院国際市場研究所の白明副所長(研究員)は、「アフリカ諸国の経済発展は4つの要因の寄与と切り離せないといえる。4要因とは、インフラ分野の公共投資が勢いよく増加していること、農産品の生産量の増加、輸出の増加、電気通信・交通・金融分野などのサービス業務量の増加だ。アディスアベバ-ジブチ鉄道が開通して、これまで何日もかかっていた物流が12時間に短縮された。現在、エチオピアの東方工業団地は運営に成功しており、これは同鉄道がもたらした効率向上とある程度関係がある。ここ数年、ガーナでは港湾のインフラが改善されたことから、外向型経済の発展を制約してきたボトルネックがますます小さくなっている。17年の輸出額は137億5200万ドルで、前年比23.48%増加した。
統計によると、中国がアフリカ諸国に向けて設定・実施したインフラプロジェクトは200件を超えた。中国企業がアフリカで建設したか建設中のプロジェクトは、アフリカが道路約3万キロメートル、鉄道2千キロメートル、港湾の年間処理能力8500万トン、水をきれいにする一日あたりの処理能力900万トン以上、発電能力約2メガワット、送電線約3万キロメートルを建設・バージョンアップするのを支援するものとなる。