同グループの買収後、ミードは現地化の取り組みをスタートさせ、AI面接などのハイテクで若者を誘致するだけでなく、EC事業の展開も加速させた。今年6月にはミードと京東の提携が決まり、京東が中国全国に張り巡らした物流システムを利用して、各チャンネルを掘り下げて新興の都市部市場を開拓することになり、これはミードがベビー・マタニティ用品店のチャンネルを迅速に探り当てるための重要な措置とみなされる。ミード中華圏の新CEOエンダ・ライアン氏は取材に答える中で、「スーパー、ベビー・マタニティ用品店、インターネットなどあらゆるチャンネルに力を入れて、ミードの粉ミルクの中国市場での影響力を一層拡大したい。中国の三線都市と四線都市に力を入れることが重要な措置になる」と述べた。
中国は世界最大の乳児用粉ミルク消費市場であり、世界の市場シェアの約40%を占める。二人っ子政策の実施により、世界の乳幼児用粉ミルクメーカーが恩恵を受けることになる。このうちオランダのオースニュートリアデイリーは今年上半期の売上高が前年同期比50%増加し、株主に期すべき純利益は2億6600万元に達して、同73.2%増加した。同社は18年の売上高目標を60億元としている。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年9月12日