余純さんが岳西県田頭郷のキジ飼育場でスタッフと交流
大別山の山奥に位置する安徽省岳西県は1985年、第1期となる国家重点貧困県に指定された。余純さんは生粋の岳西人で、北京大学医学部で博士課程を修了し、広州市で公務員として勤務した経験を持つ。数年前に広州市で出産した際に、余さんは実家からの特産品を食べた。実家の大自然で育てられた特産品はグリーンで健康的で栄養価が高いが、商品の販路がないことから市場での知名度が低いことに気づいた。そこで余さんはUターン創業を決定し、大別山の高品質特産品をネット通販で販売することにした。余さんは2014年にECブランド「博士媽媽」を立ち上げ、栽培拠点を発展させた。農民合作社と協力し大別山のキジの卵やキウイを全国各地に販売し、山間部の貧困世帯の脱貧困と所得拡大をけん引した。「博士媽媽」の特産品の年間売上は現在、1000万元以上にのぼる。数十年の貧困支援開発、特に近年の正確な脱貧困政策の実施により、岳西県は2018年8月に歴史的に貧困のレッテルを剥がした。余さんは「私たちの故郷、大別山の大自然はまさに尊い金山だ」と誇らしそうに語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月11日