初の輸入発展報告書が発表、過去5年間の世界の輸入成長への平均寄与度は22%超

初の輸入発展報告書が発表、過去5年間の世界の輸入成長への平均寄与度は22%超。

タグ:世界の輸入 

発信時間:2018-12-30 09:05:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  北京師範大学経済・工商管理学院が作成した「中国輸入発展報告書(2018)」(以下「報告書」)がこのほど、北京市で正式に発表された。これは中国が輸入貿易について発表した初の総合的な報告書だ。報告書の編集責任者、北京師範大学国際経済・貿易学科長の魏浩教授は、次のように述べた。報告書によると、中国の輸入規模は過去5年間で急成長し、世界の輸入成長に対する寄与度が平均22%以上になった。現在は世界2位の輸入大国であり、かつ51カ国にとって最大の輸出先でもある。中国の積極的な輸入拡大は、中国経済自身及び世界経済の発展に対して重大な意義を持つ。中国の積極的な輸入拡大は貿易政策であり、今後の対外開放政策の重要な手がかりの一つでもある。

 

 中国は世界2位の輸入大国

 

 報告書によると、中国の貨物輸入規模は改革開放以降に日増しに拡大し、輸入額は1978年の109億ドルから2017年の1兆8410億ドルと169倍に成長した。中国の輸入額が世界の輸入額に占める比率は、1979年の0.93%から2017年の11.59%に上昇した。2012−17年にかけて、世界の輸入成長に対する中国の寄与度は平均22%を上回った。最も早く中国の輸入貿易問題に注目し、系統的に研究を行った学者の一人である魏氏は、2005年の時点で「中国は将来的に輸入大国になる」と明言していた。報告書によると、2009年にドイツを抜き米国に次ぐ世界2位になってから、中国は世界2位の輸入国の地位をキープしている。

 

 中国の輸入先は2001年の181地域から2017年の218地域に拡大した。魏氏は中国網の記者に、次のように話した。データを通じ計算すると、中国の全世界の国・地域向けの輸入拡大は「普恵型」で、先進国と発展途上国のどちらからも輸入を拡大している。中国は2017年に51カ国にとって最大の輸出先となった。米国は38カ国のみ。



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