中国は世界2位の輸入大国
報告書によると、中国の貨物輸入規模は改革開放以降に日増しに拡大し、輸入額は1978年の109億ドルから2017年の1兆8410億ドルと169倍に成長した。中国の輸入額が世界の輸入額に占める比率は、1979年の0.93%から2017年の11.59%に上昇した。2012−17年にかけて、世界の輸入成長に対する中国の寄与度は平均22%を上回った。最も早く中国の輸入貿易問題に注目し、系統的に研究を行った学者の一人である魏氏は、2005年の時点で「中国は将来的に輸入大国になる」と明言していた。報告書によると、2009年にドイツを抜き米国に次ぐ世界2位になってから、中国は世界2位の輸入国の地位をキープしている。
中国の輸入先は2001年の181地域から2017年の218地域に拡大した。魏氏は中国網の記者に、次のように話した。データを通じ計算すると、中国の全世界の国・地域向けの輸入拡大は「普恵型」で、先進国と発展途上国のどちらからも輸入を拡大している。中国は2017年に51カ国にとって最大の輸出先となった。米国は38カ国のみ。