中国の西昌衛星発射センターは10日午前0時28分に「長征3号乙」ロケットを使い、「中星6C」衛星を打ち上げた。長征ロケットの発射回数は300回に達した。
長征ロケットは今年、「30+」モードを続ける。通年で30回以上の打ち上げにより、衛星など50基以上を打ち上げる予定だ。商業宇宙事業については、「長征11号」の海上発射が行われ、「捷竜1号」商業ロケットの初飛行が実現される。
情報によると、未来の長征11号は現在の基礎を踏まえた上で商業型ロケットを開発する。積載能力を2トン以内とし、打ち上げ価格は世界主流の3分の1に留まり、国際的に高い競争力を持つ。各種ペイロードに専門的なサービスを提供し、中国の長征ロケットのより広い商業市場を切り開く。
各種軌道を飛行する重量300キロ以下の超小型衛星を打ち上げる国内外の需要を満たすため、中国は商業用固形燃料ロケット「捷竜1号」を開発する。このロケットは契約から打ち上げまでの期間が短く、契約後6カ月で出荷できる。発射場に運び込んでから24時間内にスムーズに打ち上げられる。このロケットは今年上半期の初飛行を予定している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月16日