中国ラオス鉄道は「一帯一路」イニシアチブとラオスの国家発展戦略を結びつける象徴的なプロジェクトであり、中南半島の南北大動脈の重要な構成部分でもある。ラオス北部に位置する、中国との国境に近いボーテントンネルが3月21日に開通した。これは中国ラオス鉄道の全線で初めて貫通した大型トンネルで、中国ラオス鉄道の建設が重要な段階的成果を手にしたことを象徴する。
中国ラオス鉄道ボーテントンネルの入口
ボーテントンネルの全長は6453.5メートルで、プロジェクト全体で貫通しているトンネルのうち最も長いものとなっている。ここから中国側に向かうと、約6キロで両国の国境地帯に到達する。中国の列車は将来的に、両国の国境線及び両国の出入国審査を通過した後、わずか3分走行するだけでボーテントンネルの入口に到着する。
中国ラオス鉄道は一帯一路が打ち出されてから、中国側が主に投資と建設を担当する、中国の鉄道網と直接つながる1本目の国際鉄道となった。北はラオスのボーテンから始まり、南は首都のヴィエンチャンに至る。全長は414.332キロで、中国の管理技術と技術基準を全面的に採用。設計上の時速は160キロで、電機化旅客・貨物輸送鉄道となっている。建設は2016年12月に全面的に始まり、2021年12月の竣工と開通を予定している。