引水トンネル貫通式の様子
中国企業の請け負いで建設されたネパールのベリ・ババイ引水トンネルの貫通式が16日、同国西部のスルケートで行われた。
ネパールのオリ首相は式典で挨拶し、「トンネルが無事貫通したことは大変喜ばしい。国際社会から多くの技術や資金援助を受けたことで、我が国は自信を深め、我々が掲げる「繁栄したネパール」という国家目標を早期に実現できた」と述べた。
中国の侯艶琪・駐ネパール大使は、「同プロジェクトは中国がプランを、米国が設備を提供し、イタリアの施工管理会社が工事を監督するという国際協力によって実現したもので、「一帯一路」の掲げる「共同協議・共同建設・共有」の原則 共同シェアリングの原理を再認識する形となった」と述べた。
ベリ・ババイ引水トンネルは、ネパールの「国の誇る工事」と呼ばれる多機能引水工事の本体部分の一つだ。ネパール初となる複数の流域をまたぐ利水工事であり、全長12.2キロメートルのトンネルを改築して、水量の豊富なベリ川の水を降水量の不均一なババイに引き込み、中西部に広がる5.1万ヘクタールの農場を灌漑するものだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月17日