中国中車唐山公司イタリア現代都市レール交通技術共同研究開発センターが18日、イタリアの産業都市、「世界のデザインの都」と呼ばれるトリノで正式に設立された。同センターは中国中車による科学技術革新の海外研究開発の公共サービスプラットフォームになり、世界的な技術協力の場にもなる。イタリア及び欧州諸国に技術サービスを提供し、中国・イタリア両国の交通分野の技術協力と革新を推進・強化する。
トリノ工業協会の会長は「中国は世界で最も重要な製造国の一つだ。ハイテクを交通業と融合させることでその他の産業の発展をけん引すると同時に、一帯一路の建設を促進し、イタリア・中国両国の経済貿易関係をさらに強化できる。同センターの設立は、トリノ及びイタリアのテクノロジー研究開発、経済発展に新たなチャンスをもたらす」と述べた。
イタリアはEU2位の製造強国であり、重要な一帯一路沿線国でもある。中国とイタリアは今年3月に一帯一路イニシアチブ了解覚書に署名した。双方は交通分野の協力をさらに推進する。トリノ市の交通局長は「中国企業は近年イタリアに最先端の技術をもたらしている。彼らが研究開発し製造する交通ツールはトリノの各所で目にすることができ、市民生活に溶け込んでいる。イタリアの人々により良い、より高品質なサービスを提供しており、雇用機会と将来性の高いプロジェクトをもたらしている。中国企業が今後さらにトリノのレール建設に参加し、持続的に発展する交通手段を支えることに期待している」と述べた。