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japanese.china.org.cn |28. 06. 2019

中国企業によるテマ港拡張工事、現地の経済発展を支える

タグ: 企業 港湾 プロジェクト アフリカ

 

  

 アフリカ西部の太平洋沿岸は6月に雨季に入り、ギニア湾で波が逆巻いている。ガーナ・テマ港新コンテナ埠頭の前方にある、全長数千メートルの防波堤はあたかも防護壁のように、埠頭付近の水域の波を穏やかにしている。

 

 埠頭では施工車両が秩序正しく行き交い、作業員が忙しく働いている。別の建設・交付エリアでは、多くのガントリークレーンの操縦士がコンテナ移動の練習を行っている。拡張後のテマ港がほぼ形になっている。

 

 テマ港はガーナの首都アクラから東に約30キロ離れた、同国で最大の港だ。また西アフリカの重要な港であり、周辺の多くの内陸国がテマ港を通じ貨物貿易を実現している。ところがガーナ及び西アフリカの経済・社会の発展、貨物取扱量の増加に伴い、老朽化したテマ港では重い負担に耐えられなくなった。

 

 中国港湾工程有限責任公司が請け負うテマ港拡張プロジェクトが2016年に正式に着工された。契約上の工期は51カ月。その竣工によりテマ港は一新され、世界最大のコンテナ船を受け入れる能力をつける。ガーナ及び西アフリカの重要な貨物輸送ハブになる。

 

 テマ生まれテマ育ちのある若者はプロジェクト着工後、施工チームに加わり建築労働者になった。「港湾拡張プロジェクトはガーナを、テマを、そして現地人の暮らしを変える」と話した。

 

 「これほど大きな港湾の建設に加わるのは人生初だ。同プロジェクトは現地人の雇用枠を創出し、多くの技能をマスターさせ、今後の生活の基礎を固めさせる」

 

 「学んだこれらの技能でお金を稼ぎ家庭を維持し、私の人生に新たなチャンスをもたらすことができると信じている」

 

 「テマ港拡張プロジェクトの早期竣工は、現地の多くの人の願いだ。内陸国のブルキナファソやマリなどの貿易貨物は将来的にここを経由することになる。これらの国の人々の生活も変化する」

 

 同プロジェクトの施工安全と医療活動の責任者であるガーナ人は、「中国企業が請け負う同プロジェクトは、現地の従業員に寄り添う安心できるプロジェクトになっている」と述べた。

 

 「ガーナの労働者は中国側の労働者と上手く交流できている。互いに理解し協力し、施工中に共に問題を解消し、非常に深い友好を築いた」

 

 彼は中国企業のプロジェクトの品質及び施工安全に対する重視に感嘆を漏らした。「港湾プロジェクトは沿岸での作業であり、一定の難易度と危険が伴う。プロジェクトは各部分に気をつけ、多くの安全措置により双方の労働者の安全を保証している。新コンテナ埠頭が故郷で建設されるのを見てとても誇らしい」

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