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japanese.china.org.cn |05. 07. 2019

中米貿易摩擦、米国は関税上乗せを全面撤回すべき=中国商務部

タグ: 中米貿易摩擦

 

 中国商務部の高峰報道官は4日、北京市で開かれた記者会見にて、「米国が中国製品に一方的に関税を上乗せしたことが中米経済貿易摩擦の出発点だった。双方が合意に達すれば、米国側が上乗せをすべて撤回する必要がある」と述べた。


 先ほど閉幕したG20大阪サミットにて、中米両国の首脳は平等と相互尊重を踏まえた上で経済貿易協議を再開し、米国側が中国製品に新たな関税を導入しないことで合意した。


 高氏は同日の定例記者会見で、「中米双方の経済貿易チームは現在、意思疎通を維持している。中国側は終始、中米経済貿易摩擦は最終的に平等な対話と協議によって解消されるべきと考えている。米国側が中国製品に新たな関税を導入せず、経済貿易摩擦のさらなるエスカレートを回避したことを中国側は歓迎する」と表明した。


 今後の中米貿易協議は米国側に有利になるべきとする米国側の発言について、高氏は「中米経済貿易協力の本質は互恵とウィンウィンだ。中国側は終始、相互尊重と平等・互恵の原則に基づき協議を展開するべきと強調している。合意に達すれば、双方にとってバランスのとれた平等で互恵のものであるべきだ。中国側の核心的な関心事は適切に解消されなければならない」と述べた。


 高氏は「双方が両国首脳の大阪会談で形成した重要な共通認識に基づき、平等と相互尊重を踏まえた上で双方の合理的な関心事に配慮し、互恵とウィンウィンの解決策を模索し、両国及び世界の企業に向け安定的で予測可能な貿易・投資環境を構築することを願う。これは中米両国及び両国民の利益に合致するだけでなく、国際社会の普遍的な期待でもある」と強調した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月5日