中国人的資源社会保障部(人社部)が2日発表した2019年1~5月の統計によると、基本養老(年金)保険、失業保険、労災保険の3項目の社会保障基金の支出は計2兆580億元と、前年同期比で15.3%の増加となった。
うち、基本養老保険基金の支出は1兆9817億元、収入は2兆3114億元と、収入が支出を大幅に上回り、安定した運営状況がうかがえた。
専門家は、この伸びが続けば、今年の従業員の養老保険基金の収入は5兆5000億元を上回る見込みだとした上で、民生保障は引き続き強化されるとの見方を示した。
5月末時点の都市部従業員の基本養老保険加入者数は4億2098万人に上った。1~5月の都市部従業員基本養老保険基金の収入は2兆1182億9000万元、支出は1兆8546億7000万元だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月5日