米国の国際ルールを踏みにじる行為は必ず失敗に終わる=新華社

米国の国際ルールを踏みにじる行為は必ず失敗に終わる=新華社。

タグ:中米貿易摩擦

発信時間:2019-08-08 14:22:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米財務省は先般、中国を「為替操作国」に指定した。このような一国主義と保護主義に基づく行為は国際ルールを著しく損なうものであるため、中国側は断固としてこれに反対しており、米国国内や国際社会からも疑問の声が上がっている。


 国際法の観点から見ても、米国の国内法から見ても、米財務省が中国を「為替操作国」に指定したのは根拠を欠いている。国際法から見て、特定の国が為替操作の問題を抱えているかどうかはIMFの管轄事項であり、IMFが加盟国に通貨安競争を回避するよう促す職責を担っているはずだ。しかしIMFは先般発表した報告で、「人民元為替レートは中国経済のファンダメンタルズと合致している」と明らかにした。


 事実、為替レート問題はこれまで、G20やIMFなど2国間・多国間のプラットフォームで常に重要な問題として議論されてきた。国際組織が認めた結論に対して米国は異を唱え、米国独自の基準を国際ルールより優先させようとしているが、これは世界の為替レート問題に関する多国間の共通認識を著しく損なうものだ。その一方で、米国の国内法から見ても、中国はいわゆる「為替操作国」の基準には程遠い状況だ。


 明白な事実と国際組織の輿論に対して、米国の一部の人間が白を黒と言いくるめようとするのは、国際ルールを踏みにじるだけでなく、自ら設定した基準さえも蔑ろにする、全く身勝手な行為だ。


 米国が勝手に中国に「為替操作国」のレッテルを貼ったことは、国際金融秩序を著しく傷つけるもので、金融市場を混乱させ、国際貿易と世界経済の回復を大きく妨げ、最終的には自分に結果が跳ね返るだろう。米国が中国を「為替操作国」に指定すると発表した当日、米国の主要株価3指数は全面安となり、ナスダック総合は3.5%安、S&P500は3%安、ダウ平均は2.9%安となった。


 中米貿易交渉の過程で、中国側は一貫して実際の行動で誠意を示してきたが、米国側は何度も約束を反故にし、交渉は再び暗礁に乗り上げた。今回、外国為替市場の正常な変動に対して、米国は再び中国を誹謗中傷し、「為替操作国指定」というカードを切って中国に極限までの圧力をかけた。こんな古いやり方は通用せず、中国と中国国民はこの手には乗らない。


 決まりがないと、何事もうまく行かない。世界最大の経済大国であり主要な準備通貨の発行国である米国は、国際金融と通貨制度安定維持の責任を担うべきで、国際ルールを超越した「米国の特権」を追求するべきではない。米国が独断専行し、身勝手な誤った道を進み続ければ、必ずや失敗に終わるだろう。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月8日

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