布黒線(ブラゴヴェシチェンスク〜黒川)
国網黒竜江省電力有限公司のデータによると、黒竜江省は今年、ロシアから18億8000万kWhの電力を購入した。27年間の累計購入量は293億1600万kWhで、国内の石炭燃焼を約991万7000トン削減した。中国東北部に十分かつ安定したクリーン電力を提供し、ロシア極東の余剰エネルギーの利用率を高めた。
同社の110kV布黒線(ブラゴヴェシチェンスク〜黒川)は1992年7月に正式に稼働・送電を開始し、中露両国が共同建設した初の国を跨ぐ送電線となった。その後、中国のロシアからの電力購入が全体的に拡大傾向を示した。中国国家電網公司は2012年にロシア東方エネルギー社と25年間の電力購入契約を結んだ。契約内容によると、ロシアは2037年までに中国に1000億kWhの電力を供給する。中国国家電網公司とロセッティは合弁会社を設立し電力網事業を展開する契約を結んだ。協力範囲は電力取引から送電網投資などの事業に拡大した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月24日