先ほど北京市で開催された中国発展ハイレベルフォーラム2019の特別シンポジウムにて、BMW大中華区総裁兼CEOのゴラー氏は「中国のテクノロジー発展は日進月歩で、中国のペースに追いつくためには現地で研究開発を拡大しなければならない。当社は現在、北京、上海、瀋陽で研究開発機関を設立している。来年は瀋陽生産基地でピュアEVの『iX3』を生産する。これは当社の中国における革新の新たな節目となる」と述べた。
中独双方は今年1月、第2回ハイレベル財金対話を行った。対話が終わってから半年以上に渡り、双方は両国の対話の重要な共通認識を積極的に実行に移した。対話の各種成果をめぐり、これを着実に実行することで、積極的な進展を手にした。
ゴラー氏は「中独両国の協力、両国の企業間の協力が日増しに緊密になっている」と述べた。中国に根ざし16年になる世界自動車大手BMWは、その「投資のペース調整」及び「革新発展」によって、中独開放協力及びウィンウィンの「BMWの手本」を示している。
華晨BMW汽車有限公司が2003年に誕生した。BMWは現地生産を実現した。中国に投資してから16年に渡り、BMWは瀋陽で2つの完成車工場、1つのパワートレイン工場、1つの研究開発センターを設立した。
BMWは昨年、中国で30億ユーロを追加投資し、瀋陽工場の生産能力を拡大することで、瀋陽をBMWの世界最大の生産拠点にすると発表した。中国の自動車合弁会社の持ち株比率の緩和についても、BMWが初の受益者になった。
華晨BMW汽車有限公司総裁兼CEOの魏嵐徳氏は、インタビューに応じた際に「当社は瀋陽で引き続き投資を拡大しているが、これは中国の開放性を増す政策の大環境のおかげだ。グループはすでに遼寧省と協定に署名し、合弁企業の協力期間を2040年まで延長している」と述べた。
協力は互恵とウィンウィンをもたらす。
専門家は「現在の世界の発展は、中独が共に信頼し手を携え、引き続き対話を強化し、両国間の財政・金融実務協力を強化・深化し、グローバル経済ガバナンスをけん引し、世界的な課題に共に対応することを必要としている」と指摘した。