中国は11日、今月17日より米国製品16品目に対する追加関税を免除すると発表した。トランプ米大統領はその後SNSで、2500億ドル分の中国製品に対する追加関税導入を、10月1日から同月15日に延期すると発表した。中国は13日、米国産農産品に対する新たな追加関税免除を発表した。これら一連の動きにはどのような意味があるのだろうか。西南証券の張剛チーフアナリストは「これには中米両国が交渉のテーブルに戻る前に互いに善意を示し、さらなる協議に向け条件を整える狙いがある」と判断し、次のように分析した。
発表された詳細な内容を見ると、中米双方の動きには差がある。米国側は追加関税導入を延期しただけだが、中国側は既定の計画に基づき追加関税を免除している。中国は5月より免税申請の関連作業を開始しており、6月が第1陣、9月が第2陣となった。中国は最近、米国産農産品に対する引合いを開始したが、これは米国の追加関税延期の善意に対する反応だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月19日