北京大興国際空港で17日夜、第3回テスト飛行が実施され、中国南方航空、中国東方航空が、カテゴリーCAT-IIIb運航の自動操縦による精密進入着陸および、A-SMGCS(先進型地上走行誘導管制システム)レベル4の機能検証を完了した。これにより、中国民航でCAT-IIIb運航が可能なのは、東方航空・南方航空・中国聯合航空の3社、機種はB777・A330・A321・A320の4機種となり、中国民航は低視程で運航できる能力が一段と高まった。
現時点で、大興国際空港は3回の実機テスト飛行を完了、合計で航空会社8社、9機種、13機がテストに参加した。うち、第2回・第3回テスト飛行の重点課題は低視程での安全運航の確保だ。天候不良による旅客への影響をできるだけ低減し、旅客がより安全で便利な航空サービスを受けられるようにする。民航局関係者は、大興空港は今後、国内で先行してRVR(滑走路視距離)最低75メートルでの離着陸を実現し、中国で低視程での運航能力が最も高い空港を目指す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月19日