重さ473トンの鋼桁が正確につながり、福建平潭海峡道路・鉄道両用大橋鼓嶼門航路橋が25日午前、接合に成功した。これは世界最長、中国初の海峡を跨ぐ道路・鉄道両用大橋の全線貫通を意味する。鉄道部門の説明によると、福平鉄道が来年開通した後、福州〜平潭の移動時間が現在の2時間から30分に短縮される。
平潭海峡道路・鉄道両用大橋の全長は16.34キロ。大橋には計4基の航路橋があり、5万トン級航路の双方向通航を実現する。大橋の下層は設計上の時速が200キロにのぼる双方向Ⅰ級鉄道で、上層は設計上の時速が100キロにのぼる双方向6車線高速道路だ。
中鉄大橋局の職員によると、この大橋が位置する台湾海峡では、6級以上の強風が通年で300日以上、8級以上が120日以上にのぼる。過酷な建設条件で、施工の難易度が高い。大橋は2013年11月着工で、6年弱の期間を費やした。
大橋航路橋の直径4.9メートルのドリル杭基礎は、世界で杭径が最大の橋用杭だ。初めて斜張橋に両節間全溶接鋼桁構造を採用。国内でクレーンが最高の3600トン級起重機船、世界最先端のKYT5000型油圧動力ドリル、全密封耐風油圧金属板製コンクリート型枠、海上橋建設装置などの大型設備を自主開発した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月26日