「グローバルガバナンスは国際社会が共同で向き合うべき重大な課題となっており、極めて大きな試練となる課題でもある」。杜占元中国外文局局長は11月6日、虹橋国際経済フォーラムの「70年間の中国の発展と人類運命共同体」分科会で次のように語った。習近平国家主席は第2回中国国際輸入博覧会の開幕式で一連の重要な理念を提起し、グローバルガバナンスに重要な指針をもたらした。中国も実際の行動によってグローバルガバナンスをより整ったものとするために中国の知恵を役立てた。
杜占元局長はまた次のように述べた。「グローバルガバナンスシステムをより整ったものとし、人類共通の素晴らしい未来へと進むには、政治・経済・科学技術の力が必要なだけでなく、文化・文明の力がより必要だ。『文明の交流・相互参考は人類文明の進歩と世界の平和的発展を推進する重要な原動力である』。中国が提唱する文明の交流・相互参考という観念は、グローバルガバナンスシステムの変革を推し進める中国の主張の重要な内容であり、人類運命共同体構築の人文的な基礎だ。人類文明の多様性と相違性を尊重し、平等・相互参考・対話・包摂という新たな文明観を堅持してこそ、グローバルガバナンスの共同協議・共同構築・共同享受を実現できる」
「北京週報日本語版」2019年11月7日