第2回中国国際輸入博覧会が11月5日から10日にかけて上海で開かれる。150以上の国と地域から3000社以上の企業が参加。クウェートのセミフ・イサ・ジョハル・ハヤット駐中国大使が、中国網の独占インタビューに応じた。ハヤット氏は、第1回輸入博覧会に続き、クウェートは今回の博覧会の各活動に奮って参加したと述べ、中国のビジネス環境と投資環境の改善措置を高く評価し、中国・クウェート両国の「一帯一路」経済貿易協力には将来性があるとの見解を示した。
第2回輸入博覧会に奮って参加
ハヤット氏によると、クウェートの指導者は第2回輸入博覧会を高く重視し、二国間協力の強化という重要な意義を十分に認めている。クウェート企業が昨年の第1回輸入博覧会で目標を達成し、今回の輸入博覧会にも積極的な姿勢を見せた。期間中、企業はシリーズ展やプロモーション活動を行い、中国市場への重視と情熱を示した。そのほか、中国企業との新たな協力協定の調印にも意欲を見せた。
対中投資を拡大
中国のビジネス環境と投資環境について、ハヤット氏は「外国人投資家にとって、中国のビジネス環境と投資環境には強い吸引力がある。クウェートは中国のビジネス環境と投資環境の改善に向けた一連の政策を称賛している」と述べた。
ハヤット氏によると、世界最大の国家資産基金の1つとして、クウェート投資局は2018年に上海に事務局を設立し、中国での大量投資を管理している。10月、クウェート投資局は中金高鉄投資基金に2億ドルを出資し、中国高速鉄道網に投資した最初の海外投資機関になった。そのほか、クウェート国民銀行は2017年に上海支店を開設し、中国に支店を開設した最初の湾岸諸国の国家銀行となった。
「一帯一路」枠組み下で中国・クウェートの経済貿易協力に将来性ある
ハヤット氏によると、ここ数年、クウェートと中国の二国間関係は急速に進歩している。特に2018年、エミール・シェイク・サバアル・アフマドアルジャーバー・アル=サバ氏(国家首脳)は中国を公式訪問し、習近平主席と会談し、両国首脳はクウェート・中国戦略パートナー関係を構築することで合意した。ハヤット氏は、両国首脳は二国間関係を強化する最高クラスの構想を打ち出し、得た成果は両国にとって補充と実践になるとの考えを述べた。
また、2013年に中国が「一帯一路」提唱を打ち出してから、クウェートは積極的に反応し、中国との「一帯一路」協力文書に調印した最初の湾岸諸国でとなった。また、中国はクウェート最大の貿易パートナーでもある。
今後、クウェートは中国と「一帯一路」下での協力を引き続き強化していく。先ごろ、クウェートと中国はクウェート北部「シルク城と五島プロジェクト」の開発協力協定に調印した。同プロジェクトは完成後、湾岸地区の自由貿易センターになる見通し。
最後にハヤット氏は、「我々はクウェートと中国の関係を強化し、戦略パートナー関係の結果を出し、両国民に恩恵をもたらしたい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月8日