広東省広州市で今月22日から来月1日までの予定で開催されている広州国際モーターショー。出展された1050台の車両のうち、新エネルギー車(NEV)は180台と高いシェアを確保、質的向上をめざす新時代に入ったことがうかがえた。
取材を通じて分かったのは、出展された新エネル車の多くが従来モデルに改良を施したマイナーチェンジではなく、プラットフォームも刷新したフルモデルチェンジされたことだ。外観だけでなく、エンジンやシャーシも一新された。
広州汽車集団傘下の新エネ車メーカー、広汽新能源汽車有限公司の古恵南総経理は、「初代と2代目を比べると革命的な刷新だ」と指摘。「初代はガソリンから電気への移行、つまりエンジンやトランスミッションから電動機、電子制御、バッテリーへの移行だったが、2代目は純電気自動車専用のプラットフォームを採用している」と説明した。
新興EVメーカー、浙江合衆新能源汽車有限公司の周江副総裁は、インテリジェントロボットの搭載で運転者とインタラクティブ・ラーニングが行えると説明した。
中国機械工業連合会の王瑞祥会長は、「今どきの自動車に非常に重要なのは、スマートカーの方向へ進化していることだ。つまり自動車の機能全体に変化が起き、これまでの単なる移動のための道具から情報端末へと変わったことだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月29日