国家管網公司が設立　中国の石油ガス制度改革深化で重要な一歩

　中国国家管網公司が12月9日、正式に設立された。

　同社の主な職責は中国全土の石油ガス幹線パイプラインと一部のガス貯蔵施設とピーク対策設備の投資建設で、幹線パイプラインの相互接続および地域のパイプラインとの接続も担い、全国統一ネットワークを形成。原油や石油製品、天然ガスのパイプライン輸送と、全国石油ガス幹線パイプラインの運営調整を統一的に担い、パイプラインの余剰輸送・貯蔵能力を定期的に社会に公開、インフラを条件に合致した全ての利用者向けに公平に開放することなどを実現する。

　同社の広報担当者である李輝氏は、「国家管網公司は中国が石油ガス制度改革を深化するなかで設立され、長年の研究と事前準備を基に、本日正式に開業した。これは期待に満ちた新たなスタートであり、中国の石油ガス産業の市場化改革を後押しするだろう」と述べた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2019年12月10日