韓正副総理、エクソンモービル広東恵州エチレンプロジェクトの「クラウド着工式」に出席

韓正副総理

　エクソンモービルが粤港澳大湾区で建設する広東恵州エチレンプロジェクトの「クラウド着工式」が22日に行われた。式典には中共中央政治局常務委員で国務院副総理の韓正氏が出席し、プロジェクトの着工を宣言した。

　同日午前、韓正副総理は北京人民大会堂で、中共中央政治局常務委員で広東省委員会書記の李希氏は広東恵州会場で、エクソンモービルのダレン・ウッズCEOは米国ダラスの会場で、テレビ会議方式で「両国3地」を繋いで着工式典に共に出席した。式典では、プロジェクトの紹介動画が放映され、エクソンモービル・広東省・国家発展改革委員会（発改委）の関係者がそれぞれの会場から挨拶した。韓正副総理は11時ごろにエクソンモービル広東恵州エチレンプロジェクトの着工を宣言し、工事が正式にスタートした。

　同プロジェクトは米国企業が中国で単独資本で建設する最初の大型石化プロジェクトで、総投資は約100億米ドルに上り、主に年産160万トンのエチレン製造設備を建設する。プロジェクトは、互恵協力を堅持し、中国の石化産業の高度化促進と粤港澳大湾区の競争力向上にプラスとなる。新型コロナ感染症が世界経済に深刻な打撃を与えるなか、同プロジェクトの着工は各方面の感染症との闘いにおける自信を強め、国際経済貿易で協力を深めるうえで重要な意義を持つ。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年4月22日