今年は新型コロナウイルスの感染流行が大きく企業の運命を変えるなか、中国で事業を行うパキスタン企業の状況はどうなっているのだろうか。
漢黙柯重型設備製造(無錫)有限公司総経理のラシダ・ハリダ氏は『経済日報-中国経済網』の取材に対し、新型コロナウイルスの感染が中国で流行した際、パキスタンに帰国しようと考えたことを明らかにした。「しかし、企業のトップとして全社の従業員に対する責任があり、中国政府も我々と密接に連絡を保って各人の状況を気にかけていた。そこで私は中国に留まるべきだと思った。中国政府が良く対応しており、私は彼らと協力して難関に対処しなければならない」と話している。
「営業再開は我々にとって非常に大きな挑戦で、各従業員と連絡を取り、従業員がどこへ行ったか、潜在感染者と接触があったかどうかを確認する必要があった。我々が集めた多くの情報を政府に提出し、営業再開の許可が下りた。今では全てが順調に進んでいる」。同氏は記者に、同社が今年初めから非常に忙しくなったと説明。「今年1-4月の受注量は昨年とほぼ同水準に上った。グローバル顧客からの受注が溜まっていたためだ。世界的な感染症の流行によって向こう数カ月は受注量が減少する見込みで、生産の調整時期を注視している」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月6日