中国鉄路昆明局集団有限公司によると、中老昆万(中国・ラオス、昆明-ビエンチャン)鉄道の中国国内区間重点制御性工事尚岡一号トンネルが8日、予定工期より2カ月早く貫通した。
尚岡一号トンネルは、雲南省西双納傣族自治州勐腊県に位置し、全長が5.8kmに上る。熱帯雨林自然保護区を通り、森林被覆率は87%に達する。尚岡一号トンネルの施工においては、建設と環境保護の両立を堅持し、現地にある原生林の占用と野生動物への影響を最大限減らした。
中鉄二十五局集団玉磨鉄道プロジェクト部経理の黄明氏は、施工中に各建設業者が施工廃水の放出とゴミ処理を厳しく管理し、臨時に占用した土地の再開墾と緑化を行ったと説明。各建設業者の努力によって、尚岡一号トンネルが計画よりも2カ月前倒しで貫通したとしている。
中老鉄道の中国国内玉渓-磨憨区間にはすでに404億元が投じられ、投資額は当初計画の80%以上に達した。同鉄道は2021年末に全線が開通する予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月9日