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japanese.china.org.cn |12. 09. 2020

「トキの里」の新名刺

タグ: トキの里 陝西省漢中市洋県


(脱贫攻坚)(1)“朱鹮之乡”的新名片



 「有機」はトキと同じく、陝西省漢中市洋県の麗しい名刺になっており、貧困脱却を目指す人々が小康に向かうための「金の鍵」になろうとしている。


 洋県は「トキの里」と呼ばれる。世界で7羽のみの野生のトキが1981年5月23日、洋県内で発見された。現地政府はトキを保護するため、トキが活動し獲物を探すエリア内の畑で化学肥料と農薬の使用を避けるよう農家に提唱した。有機産業を生態環境保護・トキの保護・県域経済の発展の間にある矛盾を解消する主な方向とし、一連の優遇措置を打ち出し、企業及び合作社の有機産業発展への参与を奨励した。


 「有機」の道を歩むため、洋県は生態育成を最優先事項とした。絶滅危惧種だったトキは後の日増しに改善される保護のおかげで、当初発見された7羽から5000羽以上に増えた(うち洋県内は2000羽以上)。


 洋県が長期的に蓄積してきた生態による富の創出の経験も徐々に、経済の大きなエネルギーを引き出した。有機産業は県域経済・社会発展の重要内容になり、貧困者の脱貧困をけん引する主導産業になった。洋県は現在、有機生産企業30社の発展を支援しており、認証有機製品は15品目・81種・14万2900ムーにのぼり、年間生産高は11億元以上。全県の有機栽培により、約10万人の農家が有機産業発展のボーナスを手にしている。その1人平均純収入は、全県平均水準を1500元以上も上回っている。


 洋県は今年2月、貧困県の指定を解除された。これは有機産業のおかげだ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年9月12日




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