世界初の超高圧VSC-HVDC送電プロジェクトが中国でフル稼働

　中国南方電網公司が投資・建設する昆柳龍直流プロジェクトが27日、全面的に稼働開始した（フル稼働）。これは世界初の超高圧VSC-HVDC送電プロジェクトで、電力技術の19件の世界一を樹立した。プロジェクトの年間送電量は330億kWhにのぼる見通しで、これは海南省の1年間の全社会電力消費量に相当する。

　烏東徳発電所送電広東広西超高圧多端子VSC-HVDCモデルプロジェクト（略称は「昆柳龍直流プロジェクト」）は、国家「西電送東」（西部の電力を東部に送る）重点プロジェクトだ。同日の稼働開始セレモニーは、北京市、広東省、広西チワン族自治区、雲南省、貴州省、及びプロジェクトの3カ所の変換所で、テレビ会議形式で同時開催された。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年12月28日