第8回中国(上海)国際技術輸出入交易会(上交会)が間もなく開幕する。今回はテクノロジーイノベーション、都市再開発、専門技術、イノベーションエコロジー、取引サービスの5つの展示エリアを設置。うちテクノロジーイノベーション展示エリアの大学専門エリアでは、先見性とけん引性を持つ技術成果と科学研究プロジェクトを展示し、応用と転化を促進する。
上海大学の「エネルギーWi-Fi」システム、卓上全体の安定的かつ効率的な給電が可能
上海大学通信・情報工学院の扆梓軒氏のチームは、一定の範囲内で安定的に作動する「エネルギーWi-Fi」システムを開発した。同システムは発射側を会議テーブル、設備プラットフォーム、地面、壁面などの平面に統合できる。低コストで使用スペースが小さく、動作環境の条件が満たされやすい。局地の複数設備の移動中の充電・給電問題を安全かつ高い信頼性で効果的に解消している。システムの総出力は設備の数及びその出力の変化により自動的に増減する。現段階では同時に10の設備の充電・給電が可能で、設備1つあたりの出力は5W。
上海大学の携帯電話の充電と照明の給電のデモンストレーション
「エネルギーWi-Fi」の伝送範囲は、発射側を統合する平面のサイズによって決まる。例えば卓上に統合する局地無線給電システムは、卓上全体の安定的かつ効率的な給電を実現できる。同技術は将来的にマルチシステム共同設計・最適化及び協同作業により、さらに「無線電力伝送ネットワーク」の地域的なカバーを実現する。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年4月15日