マダガスカルで栽培されている中国産のハイブリッド米が最近、収穫期を迎えている。雨季が例年より遅れたほか、干ばつや低温などの試練を乗り越え、今期のハイブリッド米の生産量は好調で、1ヘクタール当たり11.87トンに達すると見込まれている。中国産のハイブリッド米の生産性の高さが再び実証されたほか、マダガスカルが食糧確保の目標を達成するために「中国の案」が役立てられている。現地では豊作を祝う祭りが行われ、人々は喜びを分かち合っている。中央テレビニュースが報じた。
マダガスカルの農業当局の大臣は、「当国と中国の農業技術をめぐる協力が深化し続けるにつれて、さらに多くの高品質の現地に適したハイブリット米の品種が栽培できるようになり、当国の米の年間生産量が大幅に増加し、最終的に食糧自給自足の目標を達成することができると信じている」と語る。
開発途上国の中で、ある分野において開発の進んだ国が、別の途上国の開発を支援する「南南協力」を活用し、中国と国際連合食糧農業機関、マダガスカルが立ち上げた農業プロジェクトグループはマダガスカルで技術協力を展開しており、これまでに、現地の稲作農家1000人以上、農業技術者約100人に技術指導を提供してきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年5月18日