姚凱力氏
世界のデジタル化と情報化の発展に伴い、デジタル経済は景気回復と経済成長の新たな牽引力になっている。デジタル経済の発展は伝統的な経済の取引コスト削減、経済活動の世界範囲への拡大につながり、取り引きの壁と摩擦を減らす役割を果たす。2021年世界金融フォーラムは「デジタル経済が世界経済の回復に助力」をテーマに、ゲストを招いて管理と企業発展の経験についての演説と討論を行った。世界経済フォーラム北京事務所の「中国と世界の金融サービスの未来」提唱責任者の姚凱力氏が会議を進行した。
中国香港特別行政区強制積立金計画管理局副主席で行政総監の羅盛梅氏は主旨演説を行い、以下のように述べた。デジタル経済は過去1年で非常に大きな作用を発揮し、急速に発展した。デジタル経済の規模の発展は世界で実際に均衡がとれているとはいえず、デジタル経済は先進国のGDPの半分以上を占めるが、発展途上国では4分の1程度である。新型コロナウイルスの流行は社会・経済の運行方式を変え、物流やエネルギーの供給においてもそうである。
張暁燕教授
清華大学金融科技研究院と清華大学国家金融研究院の副院長の張暁燕教授は世界と中国のデジタル経済の発展状況を紹介し、中国の重慶を例に挙げ、コロナ流行期間、政府が先頭に立ち、政府・企業・住民がともに参与するデジタル経済生態圏を形成したと話した。