写真はCFPより
夏の夜は静かに過ごす必要はない。悩みを捨て、友人と共に賑やかに夜市で食べ歩きしよう。「夜遊び」の消費が近年、急増している。携程がこのほど発表した「2021年上半期の観光ナイトタイムエコノミー報告書」によると、全国各地が文化・観光消費の「ナイトタイムエコノミー」を積極的に模索し発展させるなか、今年上半期のユーザー1人平均「夜遊び」回数は1.3回、平均消費額は187元にのぼった。上半期の「夜遊び」スポット及びイベントのチケット販売量は前年同期比で469%増となった。特に法定連休中に夜遊びの傾向がより顕著で、今年の5月1日からの連休中の夜遊びチケット予約量は2019年同期比で約1.5倍、端午の節句の連休中は約3倍だった。
文化・観光部の発表によると、「文化・観光の消費の潜在力のさらなる引き出しに関する国務院弁公庁の意見」の実施を貫徹し、夜間文化・観光経済を力強く発展させ、人民の日増しに拡大する美しい生活の需要を満たすため、文化・観光部は5日、200カ所超の国家級夜間文化観光消費集約エリアの建設を決定した。
情報によると、観光レジャー街区は、鮮明な文化のテーマと地域色を持つ、観光レジャー、文化体験、公共サービスなどの機能を持つ、観光・飲食・娯楽・買い物・宿泊・レジャー・娯楽などの業態を融合させた、観光客及び現地人の遊覧やレジャーなどの需要を満たせる都市内の街区を指す。
文化観光市場アナリストの劉勇氏は、央広網のインタビューで「より魅力的な都市のナイトタイムエコノミーを作り、若者により適した消費環境を育むことは、すでに都市のソフトパワーになっている。ナイトタイムエコノミーの発展は観光スポットだけではなく、都市全体の総合建設を強調することで、レジャー街区のナイトタイムエコノミーの発展を絶えず促進しなければならない。ナイトタイムエコノミーは発展において現地に合ったやり方で地域色を強調し、個性的で差別化された発展の道を歩み、業態の同一化・同質化の競争を回避しなければならない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月9日