8月4日午後4時52分、工業製品、電子設備、衣類・帽子類・服飾品を満載した国際定期貨物列車「中欧班列」のX75081号が、広鉄集団広州貨物輸送センター東莞常平駅を出発した。16日間かけてドイツのデュイスブルクに向かう。これは粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市圏)から今年出発した200本目の「中欧班列」となる。
今年に入ってから、粤港澳大湾区の「中欧班列」運行本数が増加を続け、これまでに中央アジアのカザフスタンなど5ヶ国、ロシア・モスクワ、ハンガリー・ブダペスト、ドイツのデュイスブルクとハンブルク、ポーランド・マワシェビチェ、リトアニア・ビリニュスなど累計15路線が開通し、輸送した貨物は1万79TEU(20フィート標準コンテナ換算)に上り、運行本数は前年同期比83.4%増加して同期の過去最高を更新した。
広東鏵為現代物流股份有限公司の鄧華平社長は、「時間的効率性と安全性こそ当社が『中欧班列』を選択した主な理由だ。欧州に行く場合、たとえば海上輸送なら45日間前後かかるが、中欧班列なら15日間程度しかなく、輸送した製品が市場のニーズに一層迅速に応えられるようになる。同時に、『中欧班列』はサービスの質が高く安全で、対外貿易企業に人気となっている」と話した。
同センター関係責任者の丘佳盛氏は、「今年7月末まで、粤港澳大湾区を出発する『中欧班列』は平均して1日約1本のペースを維持しており、これは新たなブレークスルーとなった。現在、『中欧班列』の運行状況は持続的に好転しており、今年の広東出発の運行本数はこれまで予測されていた約340本を上回るだろう」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月7日