中国鉄建股份有限公司が16日に発表した情報によると、中鉄十四局三公司が請け負う中国初の鋼斜張橋「勝利黄河大橋」の補修・改造工事のケーブル交換が完了し、年内の全線開通再開に向け基礎を固めた。
勝利黄河大橋の全長は約2.8キロで、メインブリッジと南北導人橋に分かれ、1987年10月1日に竣工した。メインブリッジは2塔5孔連続鋼斜張橋で、全長は682メートル。橋全体のケーブル本数は88本。使用期間が長いことから、勝利黄河大橋の安全リスクは比較的大きい。
中鉄十四局三公司の同プロジェクトの責任者である李偉氏によると、勝利黄河大橋の補修・改造の中心はメインブリッジだが、その関連工程のうちケーブル交換が最も重要だ。その成功を保障するため、プロジェクト部は国内外の専門家を招き共同で「脈」を取った。ケーブル交換中に北斗測位システムと自動化観測システムを使用し、タワー頂部の変位などの全天候型の持続的な観測を行い、的確な施工を保障した。
勝利黄河大橋は補修工事の完了後、黄河の交通圧力を効果的に緩和する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月17日