中国税関総署の10日付発表によりますと、1991年に中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が対話関係を樹立してからの30年間、中国とASEAN諸国の往来は日増しに緊密になり、貿易の年間平均成長率は16.5%に達しました。ASEANはすでに、中国にとって最大の貿易パートナーです。
税関統計によりますと、1991年には83億6000万ドル(約9190億円。現在の為替レートによる概数。以下同じ)だった中国とASEANの貿易額は、2020年には6852億8000万ドル(約75兆3000億円)にまで増加しました。年平均16.5%の成長率は、同時期の中国の貿易全体の年平均成長率を3.4ポイント上回っています。うち、輸出額は44億5000万ドル(約4890億円)から3836億8000万ドル(約42兆1000億円)に増加し、年平均成長率は16.4%でした。輸入額は39億1000万ドル(約4300億円)から3016億ドル(約33兆2000万円)に増加し、年平均成長率は16.5%でした。ASEANは2020年には中国にとって最大の貿易パートナーになり、一方で中国は12年連続して、ASEANにとっての最大の貿易パートナーの地位を維持しています。
「中国国際放送局日本語版」2021年9月11日